ブータンのGNH(国民総幸福)追求の試みや、日本の水俣市での類似の試みを研究しておられる、草郷孝好氏(関西大学社会学部教授)をマル激にお招きして、震災復興のあり方を議論しました。例によって宮台発言の一部を抜粋します。全体は今月18日発売の『サイゾー』をご覧くざさい。 〜〜〜 宮台◇ [ブータンというと]仏教国で、貧しいが信仰生活が根付き、子ども大人も生き生きしているイメージです。物があふれ、部屋の中はガジェット満載なのに、誰もが浮かない顔をしている日本と対照的です。世界30国各々の「統計的中流」に属する家族の人と家財道具一式を、家の前に並べて1枚の写真に収めた『地球家族』(太郎次郎社)という写真集があります。一番浮かない顔をしているのは日本人。一番輝いているのがブータン。 〜〜〜 宮台◇ 日本は、個人別GDPが世界2位だった十年以上前の時代でさえ、幸福度調査で世界75位より上になったことが