中国・中唐の詩人である白居易(白楽天) 【 772年(大暦7年)- 846年(会昌6年)】は「中隠」という境地を目指しました。 「中隠」とはどのような思想なのか ここで中隠というのは 「大隠(街に住む隠者)」でもなく「小隠(山など人気のない所に住む隠者)」でもない閑職にある隠者のこと です。 日本人の「隠者」のイメージ(西行など)からすると、なんだか中途半端な感じもしてしまいますが、 唐代の科挙以降の現実的な中国思想と、白居易のバランス感覚をよく表していると思います。 【日本語訳】→【白文(現代中国語ピンイン付き)】と紹介していきます。 白居易「中隱」日本語訳 大隠は都会に住み小隠は林丘に住むが、林丘は物淋しく都会は諠噪である。 されば東都に分司として中隠生活を送るこそ最も宜しきに叶っている。 東都分司の官は出でて仕ふるがごとく退いて隠るるがごとく、忙しいという程でもなく閑散という程でもな
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く