JR新宿駅の東口地下改札を抜けて左に曲がってすぐのところ、ルミネエストの地下1階にあたるところにベルクという小さい飲み屋がある。 店にはとりたてて特徴はないが、あえていうならイギリスやドイツの飲み屋を思わせる洋風で、メニューにはソーセージやキッパーヘリングとかがあり、いつも混んでいる。 こういう立地からしても静かに飲む場所ではないし、立ち飲みで済ませる客も多いが、下品に騒ぐような輩はみかけない。 もとは純喫茶だったそうで、その開店は1970年だそうだ。そのせいか、昔の新宿の左翼的な飲み屋の残り滓がここに集まっているのかどうかはわからないけれども雰囲気的にはそれらしい要素があるような気もする。しかし客たちはそういうことには関心がなくて、単に安くて居心地がそこそこいい普段使いの飲み屋として評価しているようだ。 店は立ち退きの危機にここずっとさらされているようで、しかしまだなんとか生き残っている
![stowaway blog: 神は細部に宿る](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/583b3715611ff776b4834f51c267e80b9d1e8a7b/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fpds.exblog.jp%2Flogo%2F1%2F200505%2F28%2F61%2Fd005996120060401183844.gif)