例年とは違ってコロナ禍での師走の中、日本各地は新しい年を迎える準備に追われています。 2021年は丑年です。どんな年になるのでしょう。 ここ佐賀県鹿島市にある「のごみ人形工房」では、年末年始の受注に向けて、来年の干支(えと)である「丑(うし)」の土鈴作りが大詰めを迎えています。 この工房では、素焼きして白塗りした人形を一つ一つ手作業で絵付けし、今年は地道に力強く前へ進む姿の2種類のうしを制作しています。 赤い色が目を引く「宝珠(ほうじゅ)うし」は、災難を払い、願いが叶うとされる宝珠を背に乗せています。 丑年は転換期や変わり目の年とされ「来年は新型コロナウイルスの影響がなくなり、良い方へ向かってほしい」との願いも込められているのです。 人形は、工房の近くにある祐徳稲荷神社の門前商店街で販売しています。例年だと、手にしたツアーの団体客が工房に立ち寄ることもありましたが、4月の緊急事態宣言を受け