熱気高まり密集…あわや糸切り? 制止に入る一幕も【浜松まつり】 67町の大凧が飛び交った会場では、町同士の凧糸が絡み合う場面がたびたび見られた。熱気の高まった参加者が一時密集し、今年の禁止事項である「糸切り合戦」の勃発を懸念した運営担当者が制止に入る一幕もあった。 多数の凧糸が絡まり密集した参加者 2日目の凧揚げ開始の合図から30分ほど経過したころ、会場の祭り運営本部前で8町ほどの凧糸が絡まった。一部の町が「おいしょ、おいしょ」と掛け声を上げて糸の交錯場所に近づくと、他町の参加者も一斉に集まり、一時ごった返した。 凧糸を絡ませて引き合う「糸切り合戦」は祭り名物だが、密集による新型コロナウイルス感染を防ぐため禁止された。凧揚げ会場を監督する企画統制監理部は「凧糸をほどくために参加者が集まった。糸切り合戦ではない」と見解を示した。