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増田に関するkou-qanaのブックマーク (134)

  • 死んだ猫の重みを知る人へ

    この世界の人間は二つに分けられる。死んだの重みを知っている人とそうでない人である。 数年来の友人に向けてこの文章を書いている。あるいは、見せずにしまっておくかもしれないけれど。 この話を始める前にまず記憶というものについて書いておきたい。人間にも二種類いるように、記憶もまた二つに分けられる。つまり、忘れても思い出せる記憶と、忘れてしまったきり思い出せなくなる記憶である。 どんな記憶も忘却の可能性を含んでいて、それがいかに尊い記憶であれ、厳然と忘れられうるのである。 とは言え、尊い記憶は大体忘れた後でも思い出せるものだ。例えばそれは親愛なる友人に関する記憶だったり、あるいは情愛を抱いた誰かに対する記憶だったり――そういう類だ。 これから話す記憶は――意外だと思われる人もいるかも知れないが――恐らく後者に分類されるものである。死んだの重みに関する記憶は(少なくとも僕にとっては)、一度忘れて

    死んだ猫の重みを知る人へ
    kou-qana
    kou-qana 2020/06/11
    結果的に「忘れられた記憶」と「忘れてなかった記憶」があるのでは。そしてなぜ友達に向けてこの文章を書いたのか気になる。別に執着しててもいいじゃん。捨てられないから執着。
  • どこからか腐った肉の臭いがする。 臭い。と帰宅した妻に言われてキッチン..

    どこからか腐った肉の臭いがする。 臭い。と帰宅したに言われてキッチンを探すが、臭いの発生源は見つからない。三角コーナーではピーマンのへたが萎びているだけだ。排水口は昨夜掃除したばかりで、念のために開けるとヌメリはない。 ゴミ箱は午後の陽気に蒸れて臭い始めていたが、不意に鼻をつく甘い腐臭が当にここから発しているのか、蓋の隙間から中を嗅いでみても確信が持てない。 ちょっといい加減にしてよ、これじゃ晩ご飯べる気にもならない。向こうの部屋で着替えるからクレームが飛んでくる。そこらじゅうをひっくり返しても、動物の腐乱死体のような臭いの発生源はわからない。 まさか、と思い、サンダルをつっかけて玄関から外に出る。マンションの共用通路を歩きながらそれとなく各戸の前で鼻から息を吸うが、恐れていた臭いはしない。 部屋に戻ると、はこちらを見ようともせず無言で片付けをしている。 ゴミ箱、と彼女は言う。

    どこからか腐った肉の臭いがする。 臭い。と帰宅した妻に言われてキッチン..
    kou-qana
    kou-qana 2020/06/06
    なにこれ…いくらストレスあったり疲れてるからって、こんな家族やだなあ。書いてる人の「恐妻家しぐさ」的な書き味もノットフォーミーだけど…(何が私のカンに触るのか、ちょっと考えたいのでブクマ)
  • 落ちこぼれの姉

    わたしはお姉ちゃんである。ただ妹よりも2年早く生まれただけのお姉ちゃんだ。明日死ぬかもしれないから好きなことして楽しく生きていようなんて自分勝手になんとなく残りの人生を生きてる、はっきり言って落ちこぼれのお姉ちゃんである。 妹は真面目に勉強をして試験を通り国が定めた資格を持ってたぶんわたしの10倍くらいの給料を貰って毎日仕事をがんばっている。我ながらよくできた妹だ。子供の時から可愛がってきたせいで若干気の強い子にはなってしまったけど、社会でそれを出したりはしない。いわゆる世渡り上手だ。(誤解のないように書いておくがわたしこと姉と妹は仲が良い。わたしはシスコンだと自負している) かくいうわたしは特になりたいものもなかったしやりたいこともなかったしなんとなく親に言われて行った学校を途中で辞め数年会社員をしていたが、なんとなくこんな毎日を続けてて楽しいのだろうかと思って会社をやめた。 しばらく休

    落ちこぼれの姉
  • 緊急事態宣言が解除になって初めての出社でクッソダルいと思いながら自席..

    緊急事態宣言が解除になって初めての出社でクッソダルいと思いながら自席でブクマと増田を1時間くらい眺めて書き込んでから席を立ってトイレに行こうとしたら溝口さんが久しぶりにいて、在宅勤務中どうしてたんすかと聞いたら、聞いてくださいよ、ヨガと筋トレで腹筋がバッキバキに割れてシックスパックになったんですよーというので、え当ですかじゃあちょっと見せてくださいよと言ったら、えーそれセクハラですよーと言いながら笑って、いやお前がその話題振ってきたんだろうがと思うが、最近外全然行ってないですねーという話に移ったので、じゃあ久しぶりにどっかべに行きますかと言ったら、いーですねーと意外にあっさりとOKしてくれたので、何がいいすかと聞くと、なんでもいーですと言う、いやそういうのが一番困るんだろうが決めろやと思いながらもちろん言わず、じゃあオメガラーメンとかでもいいんすかと言ったら、あーたまにはいーですねー

    緊急事態宣言が解除になって初めての出社でクッソダルいと思いながら自席..
    kou-qana
    kou-qana 2020/05/28
    "連れて入ると、えらっしゃい、黒いカウンターが奥へ奥へと鰻の寝床みたいに続いていて、どう考え" 落語のような。時々あがってる夢十夜っぽい増田の系列だなぁ。今になる、蛇になる
  • 五目並べに狂うほどハマっている

    客観的に見ると、かなり素っ頓狂なタイトルだと思う。けれど私は、今五目並べに狂うほどハマっている。 ステイホームが続いた連休。極限まで暇を持て余した私は、意味もなくスマホのゲームをインストールし続けていた。何をやってもつまらない。飽きては消し、飽きては消す。終いには、インストールの途中で飽きて消す。もはや何がしたいのか分からない。間違いなく、世界で一番無駄な時間を過ごしていた。 派手なゲームばかり触っていた反動だろうか。おそらく、「シンプル」を求めてだと思う。よく分からないが、私は「五目並べ」を始めていた。インストールしたのは、「五目クエスト」というアプリ。レート制でオンライン対戦ができるようになっている。しかし、UIはかなりシンプルだ。無味乾燥と言ってもよい。派手なエフェクトやキャラの類は一切出てこない。ただ、五目並べをするためだけのアプリだ。 これまでの人生、五目並べに特段の思い入れはな

    五目並べに狂うほどハマっている
    kou-qana
    kou-qana 2020/05/26
    コーヒーいれるとこでフフッてなった。むかし読んだ「F」って漫画に似た空気感だな〜、今どきたったらゾーンに入るとかいうやつかな?楽しそう
  • 「東京には都知事がいる」

    その伝承を信じて 私は東へ向かう決心をした あの災厄から200年経った みんなは言う 「東京はもう滅んでいる」 「人なんか住んでいるわけがない」 「都知事などいるものか」 彼らの言葉はもっともだ だがそれを確かめるすべは今の私たちにはない 当に滅んだかもしれない 滅んでいないかもしれない 希望はある だから私は東京へ行く この集落も盤石ではない なるべくみんなを説得して旅に出たい 両親とも別れたくない 武器も料もギリギリだろう でも東京へ行けば何とかなる 都知事なら何とかしてくれる そう祈るよりほかなかった

    「東京には都知事がいる」
    kou-qana
    kou-qana 2020/05/21
    新世界よりかな?
  • ホテルの廊下

    妙に好きなんだよな ロビーもいいけど、なんといっても廊下 大概窓がなくてちょっと圧迫感があるけど、一方で花瓶に花が活けられたりしてて落ち着いた雰囲気もある 部屋がたくさんあって、それぞれのドアの向こうに宿泊客がいるはずなんだけどわりと静かで、声が聞こえることはあまりない 空調の音はずっと聞こえる まれに人に出くわすこともあって、みんな内と外の中間くらいの油断度でウロついてるからお互い気まずい なんとなく会釈をしたりもする こっちが到着初日なのに対してもう帰るっぽい雰囲気の人を見ると、先に旅行していた先輩だ!って思いと俺はまだ○日残ってるぞって優越感(?)が入り混じる 床は絨毯な印象があるな 足音を吸われるから静かなのかもしれない 鍵をもらって部屋番号を探しながら廊下を歩く瞬間がホテルの一番いいところな気がする 大浴場付きのホテルで浴場に行くのに何を着ていくか迷う瞬間が時点か? 朝バイキン

    ホテルの廊下
    kou-qana
    kou-qana 2020/05/19
    空港の気温増田かな?
  • Twitterをやめて初めて鋼の錬金術師の結末が腑に落ちた同人字書きの話

    ※自己陶酔長文 ※同人界隈のくだらない話です ※ハガレンはあくまで個人的な感想、感慨、そういうものの中で引き合いに出しただけです。こじつけというか、たまたまこういうものの中で自分がしっくりくるのがハガレンだっただけです、うまく言えないのですが。ハガレンが好きな方は閲覧気をつけてください。 ※以降、鋼の錬金術師の重大なネタバレを含みます。 「鋼の錬金術師」という有名な漫画がある。鋼の義肢を持つ兄のエドワード・エルリック(通称エド)と、鎧姿の弟、アルフォンス・エルリック(通称アル)が、「真理」(神様的な存在)に奪われた自身の体を取り戻すための旅をする中で賢者の石をめぐる壮大な陰謀に巻き込まれていくダークファンタジーである。 私はこの漫画が大好きなのだが、一つだけ「あんまり気に入らないなあ」という展開があった。それは、物語の最後、主人公のエドがアルを取り戻すためにとった手段のことである。 そもそ

    Twitterをやめて初めて鋼の錬金術師の結末が腑に落ちた同人字書きの話
    kou-qana
    kou-qana 2020/05/18
    Twitterをやめた話
  • 飛行機から降りたい

    飛行機旅行の醍醐味、なんといっても降りるところにないですか? シートベルト着脱サインのポーンって音が聞こえるなりみんなカチャカチャベルト外してさ 棚に置いた荷物を邪魔になんないように急いで取って、CAの人にありがとうございましたなんて言いながら機を出る 条件はわかんないけど、ときどき空港直結の通路がなくて一回外を経由することがあるじゃん あのパターンいいんだよなあ 空港特有の強い風を浴びつつ、なんとなく浮き足だった他の客たちと一緒に連結バスに乗り込む 現地の気温と湿度が感じられて着いた感がすごい 空港からは結構海が見えたりして気持ちがいい 通路パターンもあれはあれでいい 空調が効いてるとはいえ、やっぱりなんとなく現地の気候が伝わってくる 北に行けば寒いし南に行けば暑い 預けた荷物(俺はツイてないので出てくるのがかなり遅いことが多い)受け取って、nothing to declareのラインを

    飛行機から降りたい
  • あなたは脱ぎたてのぱんつをその場でもらったことがあるだろうか。私はあ..

    kou-qana
    kou-qana 2020/05/14
    夢十夜っぽいしめくくり/と、思ったがアレだ、佐藤さとる「竜宮のみずがめ」みたいな!
  • 今夫の寝顔を見ている。 シミだらけだ。 眉毛が長くなった。 眉間のシワや..

    今夫の寝顔を見ている。 シミだらけだ。 眉毛が長くなった。 眉間のシワや法令線は寝ててもはっきりある。 若い時のイケメンは目元口元にうっすら残っているかも。 鼻がデカくなった。 頬がだるだる。 風呂も入らずにテレビを見ていた体勢のまま床で寝ている。 加齢臭がすごい。 毎日洗っているはずなのに頭皮の臭いがすごい。 いびきはかかない。 頭皮の地肌が見えている。これでも頭皮クリニックに通っている。 イケメンだった時の髪型をやめない。 もう当にダサいのに。 髪が弱々しく死にかけているのがダサさに悲しみを加える。 イケメンだっただけに諦めきれないらしい。まぁいいけど。 イケメンだった頃はこんな事になるなんて想像もできなかった。こんなに臭くなるなんて。こんなに髪がなくなるなんて。こんなに眉毛って伸びるの? 老いは平等だな

    今夫の寝顔を見ている。 シミだらけだ。 眉毛が長くなった。 眉間のシワや..
    kou-qana
    kou-qana 2020/05/12
    この人、よく観察してるなあ。他人の内心なんてわかりゃしないんで、私はこの文から勝手に情を読み取ったよ。嫌だとかガッカリって書いてないから。老いは私にも夫にも平等、なんだかんだ一緒に年とったなって。
  • 「先生がオメガを倒したら宿題やってきてやるよ」と生徒が言ったので、わたしはゲームライターになった|Yuka S. (or rurune)

    (四半世紀前の思い出。間違い、勘違いがいくつかあります。修正しようと努力しましたが、次第につじつま合わせに必死になり、書き上げた時の情熱を自ら消してしまいかねないと気づきました。なので10年以上も迷って、やっとついに書き上げることができたままの文を残しておきます。) 大学生時代、塾講師のバイトをしていた。理由は金。岩手県で「現役東北大学生が勉強を教えます」とぶん回せば仕事がたくさん来た。家庭教師もしていたが、すぐに塾一に絞った。希少性を高めるため、不便なところを狙った。動機は金。岩手の実家から高速バスで1時間半揺られ、山奥の町の中にあるたったひとつの塾に週3回通った。当時の岩手はのんきなもので、高校進学の選択肢もそんなに多くはなかった。進学校に行くか、そうではない高校に行くか、それぐらい。それでも我が子のよりよい将来を願って、子供を塾に通わせる親が増えてきていた。 両親の願いを背負って送

    「先生がオメガを倒したら宿題やってきてやるよ」と生徒が言ったので、わたしはゲームライターになった|Yuka S. (or rurune)
    kou-qana
    kou-qana 2020/03/17
    "わたしはクリスタルなんだ。" 泣いた。
  • 人間になった人魚姫の裸を数十年間オカズにしている話

    世の中には誰でも知っている物語をこんな風に汚れた目で見ている奴もいる。 物心付いた頃から、世の中に存在する数多くの人魚姫の絵に対して、言いようのない困惑を抱いていた。 人魚姫、それは様々な子ども向けの読み物の中で唯一、女主人公が読者の目に全裸を晒す場面のある物語だった。 幼少期の俺にとって、魚の尾鰭が人間の女の下半身にすげ替わった直後の人魚姫の描写は、あまりにも衝撃的だった。 人魚達には人間のように、動きにくい服で生身の体を覆い隠す文化がない。 ほとんど生まれたままの体に装飾品をつけ、自由自在に海の世界を泳いでいる。 しかし、直前のページまで「人間ではない空想上の生き物」として許されていた人魚姫の姿は、人間の下半身と接続した途端、突然「子どもが見てはいけない生々しいもの」に変質する。 人魚姫が人間になろうとして、何もわからないまま「なり損ねた」ぶざまで痛ましい姿が、あの裸身なのではないか

    人間になった人魚姫の裸を数十年間オカズにしている話
    kou-qana
    kou-qana 2019/04/18
    もっと読みたい!増田の知っていることを、細大もらさずもっとたくさん書いてくれ。書きたいことまだまだあるでしょ?
  • 恥も外聞も無しに書く。増田、結婚してくれ

    幼い頃から結婚に憧れがあった。 いや、結婚というよりは、一生付き合えるパートナーと静かに過ごす日々に憧れがあった。 男性と付き合うたびに「結婚するかも」と思って付き合ってきたので、婚活期間は10年くらいになるのでは? そう、私はすでにアラサーを過ぎた、婚活真っ最中な女性である。というわけで今回は、特定の増田に求婚しているのではなく、ある思想を持った増田に広く呼びかけている。 当方、外見はふつう。たぶんブスではない。とある会社で、正社員として働いている。 正直今まで、男性にはそこそこモテてきた。というか今もそこそこモテる。 だがしかし、だ。 私は政治ヲタなのだ。しかも少し、いやちょっと、かなり、左に傾いている。 ちなみに年収は高くもないが、そんなに低くもない。 ただ子供には十分な教育をしたいと思っているのと、わたしが純粋に頭の良い人に惹かれることから、お付き合いするのは今まで高学歴の人が多か

    恥も外聞も無しに書く。増田、結婚してくれ
    kou-qana
    kou-qana 2019/03/07
    なんとなくの勝手なイメージだけど、政治話を妻としたい男性はオタク女性は好みでなく、オタク女性OKの男性は政治の話を妻としたがらないような…あと「そこで、だ」と書くのにモテる増田が被る猫の巨大さを思う