ポイント 独自の人工塩基対技術で、次世代DNAアプタマー作製に成功 標的タンパク質との結合能力は天然型塩基のDNAアプタマーの100倍以上 診断技術や医薬品としての高機能核酸をつくる新規バイオ技術創出へ道ひらく 要旨 理化学研究所(理研、野依良治理事長)と理研ベンチャー[1]のタグシクス・バイオ(平尾一郎代表取締役)は、自然界には無い人工塩基を天然のDNA[2]に組み込むことで、DNAの機能を飛躍的に向上できることを世界で初めて証明しました。これは、仮説が提唱されてから約50年後の実証で、次世代の遺伝子操作技術にも大きく貢献するものであり、理研生命分子システム基盤研究領域(横山茂之領域長、現:横山構造生物学研究室 上席研究員)核酸合成生物学研究チームの平尾一郎チームリーダー(現:ライフサイエンス技術基盤研究センター[渡辺 恭良センター長] 構造・合成生物学部門 生命分子制御研究グループ 合