『東ドイツ時代、ここはトラック運送人民公社だった。ルディやウォルフガングも一緒に働いていた。クラウスもだ。だが時代の流れでここは閉鎖。今の会社に買収された。再統一の勝者だよ』 灯りも落ちた深夜の巨大スーパーマーケットの通路を清掃車が走る。フォークリフトが走る(BGMは「美しく青きドナウ」)。 そこはかつて東ドイツと呼ばれていた。 「希望の灯り」(2018年/トーマス・ステューバー監督) 旧東ドイツ、ライプツィヒ近郊にある巨大スーパーマーケットの在庫管理係の職を得た無口な成年クリスティアン(フランツ・ロゴフスキ)。 教育係はブルーノ(ペーター・クルト)。 再統一前を知っている男と再統一後しか知らない男。そしてスーパーで働く仲間たち。 通りが良いので巨大スーパーマーケットにしていますが、クリスティアンが店に来た昔のヤンチャ仲間に『何で入れた?』とか聞いている所を見ると、ここ会員制ホールセールク