機械や運搬具など、固定資産の種類によっては購入価格が高額になるものがあります。特に、規模の小さな会社で高額の固定資産を自己資金で取得すると、キャッシュ・フローが悪化することにもなるでしょう。購入時に一時的に費用を負担するのではなく、毎月の費用負担を一定にし、かつ購入したときと同じように固定資産を利用できるようにしたサービスがリース取引です。今回は、リース取引を利用する側に焦点を当てて、減価償却の計算や仕訳など、会計処理を解説していきます。 リース取引とは?リース取引とは、リース会社などの固定資産の貸し手が、借り手に代わって固定資産を取得し、固定資産を貸し出す取引をいいます。固定資産の所有権は貸し手のままで、借り手は固定資産の使用権と使用による収益獲得権を得られます。 使用したい固定資産をリース会社に購入してもらう代わりに、借り手がリース料を定期的に負担するのがリース取引です。 リース取引と