この漫画は「人は誰もがサイダネ(才能の種)を持っており、誰もがそれを大切に育んで花開かせる事ができる」という物語だ。 主人公であるヒデユキはアクシデントによりサイダネの代わりに梅干しの種を埋め込まれてこの世に誕生してしまったという災難にあい、テンテンくんと共に本来入るはずだったサイダネを見つけ出すという作業に勤しんでいく。 この漫画の登場人物に山吹トオルという男の子がいる。 彼は珠玉のサイダネという10万人に1人持っているかの希少なサイダネを持つものだ。 珠玉のサイダネはいわゆる万能型のサイダネであり、彼はそのおかげであらゆる分野で常人よりも優れた業績を叩き出せるという設定であった。 僕がかねてから抱いていた疑問の一つがこの手の何でも卒なくこなせる奴はいったい何でそんな事ができるのかというものであった。 勉強はちょろっとやったら良い点数が叩き出せて、運動神経もそこそこあり、ゲームも上手、と