こんにちは、前回に続き、電通CDCの嶋野がカンヌレポートをお届けします。 いきなりですが私、カンヌで財布を盗まれました。 しかも電車故障・UBER詐欺(未遂)も加わるというトリプルスリー。貧乏神ってる。 (来年カンヌに行かれる方は、ぜひ私の財布を探してきてください) さて、この記事が出る頃には日本でも、カンヌ受賞作は一通り知られて、すでに来年に向かって気持ちも切り替わっているところかもしれません。 そこで今回は、カンヌ受賞作をご紹介しつつ、来年のカンヌはどうなっているかを3つの視点から予測してみたいと思います。 来年の視座1 ジェンダー論の拡張 前回、コミュニケーション手法として「メイク・カンバセーション」を紹介しました。一方、コミュニケーションのテーマとして多かったのは「Fearless Girl」(PR部門はじめ4部門でグランプリ)やKENZO Worldの「Mutant Brain」