前年同時期比の公式グッズの売り上げが何と30倍。これが「ブルックリン」のブランド力なのか──。 何の話をしているかというと、全米バスケットボール協会(NBA)に所属する新生ブルックリン・ネッツの話です。昨年まで「ニュージャージー・ネッツ」と呼ばれていた球団は、今年から本拠地をブルックリンに移し、「ブルックリン・ネッツ」として生まれ変わりました。 ただし、移転したといってもニュージャージー州からハドソン川とイースト川の2つの川を超えただけ。直線距離にして10マイル(16km)ほどしか離れていません。日本で例えるなら、千葉ロッテマリーンズが江戸川と荒川を超えて都内に移転してきたようなイメージです。 でも「ブルックリン」は魔法のブランドです。マンハッタンが世界中のビジネス成功者が集うエスタブリッシュメントの街ならば、ブルックリンはアーティストやミュージシャンといったエッジの効いた人々が住む、常に
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