オープンがフェアネスをつくる 村井さんはリクルートで長く人事部門に携わり、人材紹介サービスのリクルートエージェントや海外の関連会社では経営者として活躍されてきました。ご自身のことを、どういうタイプの経営者だと考えておられますか。剛腕型ですか? それとも調整型? 村井:徹底的にファクト、事実を見にいくのが私のスタイルです。リクルートに入社以来30年間、人と組織をずっと見つめてきました。例えば人事制度ひとつとっても、それが出来上がったからといって会社が良くなるわけでもないし、常に現場、一人ひとりを見て運用のあり方を考えないといけない。だからファクトを重視するという習性が身についたんでしょうね。そこに強烈なファクトが明確にあるのなら剛腕にもなるし、複雑な要素の絡み合ったファクトなら調整型にもなる。チェアマンとして、まずはJリーグの全51クラブを回ろうと考えているのも、そういう意味では当たり前のこ
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