私は大学の第二外国語として中国語を学び、その後、中国に語学留学して、HSK 7級を取得した(当時 6 級以上で中国の大学入学が許可されると言われていた)。そのとき救世主のように活躍してくれた中国語文法書がこれ。1995年の出版以来、版を重ねるロングセラーである。 やさしくくわしい中国語文法の基礎 作者: 守屋宏則出版社/メーカー: 東方書店発売日: 1995/03メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (3件) を見る漢字を知る日本人にとって、中国語の読み書きは親しみやすい。1年くらい学ぶともうだいたいわかったような気がする。そして意気揚々と新聞や小説を中国語で読んでみて、ふと気づく。 「文章の意味が正確に理解できない!!」 中国語は分かち書きをしないうえに、語形変化が起きないので、文章の構造をつかみにくいのである。構造がつかめなければ文意も正確に理解できない。 本書は、