PHP 5.5.0から導入されたpassword_hash()関数について、エンジニアとしての視点から解説します。ハッシュ関数は、入力されたパスワードのデータを安全に保存するために用いられますが、その安全性は時代とともに変動します。SHA-1など昔は安全とされたハッシュ関数が現在では脆弱になり、新しいアルゴリズムへと更新されていく必要があります。password_hash()関数は、このような変化に対応するために作られ、アルゴリズムの変更に影響を受けずにユーザーデータを保護します。記事ではこの関数の仕組みを詳しく紹介します。 今回よりここで連載をさせていただくことになった小山 (koyhoge)です。フリーランスでエンジニアをしておりまして、他にニフティクラウド mobile backend (NCMB) という mBaaS サービスのエバンジェリストもやっているので、それがきっかけでここ