Linux 4.0では、OSの再起動は不要になるかもしれない。 多くの管理者がLinuxを使う理由の1つに、再起動が必要な機会が少ないことがある。もちろん、重要なパッチの適用には再起動が必要だが、再起動なしで数カ月使い続けることも珍しくはない。しかし、最新のLinuxカーネルでは、その期間が数年単位に延びるかもしれない。 実はこの機能は、2009年のLinuxにはあった。この機能を実現する「Ksplice」というプログラムは、古いカーネルとパッチ後のカーネルを比較し、カスタマイズされたカーネルモジュールを使用して、実行中のカーネルに新しいコードを適用する。Kspliceに対応するカーネルでは、パッチを適用する関数に特別なフラグを付ける。Kspliceのプロセスはその関数を監視して、サーバを動かしたまま、その関数が使用されていない瞬間にパッチを適用する。 ところが、Oracleが2011年に