議会廃止を検討=議員成り手不足で-高知県大川村 離島を除いて人口が全国最少の高知県大川村が、村議会を廃止して18歳以上の村民による「村民総会」で予算案や条例案を直接審議する方法を視野に入れていることが、1日までに分かった。村は、将来議員の成り手が不足する可能性を見据え、総会を選択肢の一つとみている。 地方自治法は、町村が条例で、議会を置かずに有権者による「町村総会」を設置できると定めている。総会には町村議会の規定が準用され、実現すれば村の有権者約350人が議会と同様に、予算案などを審議できる。 村議会の定数は6で、2015年の村議選では6人が無投票当選した。公職選挙法によると、欠員が定員の6分の1を超えた場合は再選挙をしなければならず、村の場合2人欠員が出れば再選挙となる。 村の3月末時点の人口は392人で、議員の高齢化も進む。朝倉慧議長(77)は「(後継者を)構えるのは非常にしんど