2011年10月10日のブックマーク (2件)

  • 『マザーズ』 金原ひとみ | 新潮社

    なぜいま「母」を描くか ――長篇小説『マザーズ』がいよいよ刊行になります。金原さんにとって初の連載小説でしたね。回を追うごとにドライブ感を増し、最終的に八百五十枚の大作となりました。 金原 連載を始めたころは、五百枚くらいのものになるかなと思っていました。最初は舐めるようにゆっくりと書き進めていったのですが、だんだんエンジンがかかって、一回あたりの枚数もどんどん増えていきました。それでも毎回数十枚は削っていたんですが。 ――『マザーズ』には、同じ保育園に子供を通わせている三人の若い母親たち、作家のユカ、主婦の涼子、モデルの五月が登場します。デビュー以来、若い女性の抱える狂気にも似た闇の深さを描いてこられた金原さんが、「母親」や「家族」を正面から描こうと考えられたのはなぜでしょう。 金原 やはり自分自身が「母になったこと」をどう捉えたらいいのかわからなかった、ということが、この小説を書いた一

    『マザーズ』 金原ひとみ | 新潮社
  • 1人の精子ドナーから多数の子ども、近親相姦の危険性も

    ベルギー・ブリュッセル(Brussels)の病院で行われる卵細胞質内精子注入法(2011年2月2日撮影)。(c)AFP/GEORGES GOBET 【10月9日 AFP】1人の精子ドナーから数十人の子ども――SFのシナリオのような話だが、米国やカナダでは、規制が緩いために同じ父親から数十人、数百人の子どもが生まれており、専門家らが懸念を示している。 カナダ保健省によると、フランスや英国とは違い、カナダや米国には、1人の精子ドナーからつくってもよい子どもの人数を制限する法律がない。 国際的な基準では、同一の精子ドナーからの妊娠は20回が限度とされている。またデンマークでは同一ドナーからの子どもは25人までに制限されている。さらに、多くの精子バンクが独自の規制を設けている。 だが、規則は常に守られるとは限らない。「デザイナーベビー」を産もうとする家族は、特定の遺伝子や特徴、たとえば目の色やIQ

    1人の精子ドナーから多数の子ども、近親相姦の危険性も