百田尚樹さんといえば、ベストセラーの小説家なのにマスコミでは相当叩かれている人、というイメージがあります。 色々な業界のことを鋭く、容赦無く暴いているので、敵を作ってしまうのかもしれません。 でも、難しいこと抜きにしても、色々な世界観の小説にいつも引き込まれてしまいます。 今回は面白くも、背中がすっと寒く感じた小説を紹介がてら感想を書こうと思います。 ネタバレありです。 モンスター 夢を売る男 カエルの楽園 モンスター とんでもなく醜く生まれついた和子。 その外見から、周囲からずっと虐げられていた和子は、一度は捨てた故郷に、ある時帰ってくる。 その理由は、初恋の相手英介に会うこと。 ただ、和子の姿は醜くかった昔の姿とは似ても似つかない、絶世の美女「美帆」となっていたのだ。 モンスター (幻冬舎文庫) 作者: 百田尚樹 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2012/04/12 メディア: