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小説・文芸に関するkozokaeruのブックマーク (1)

  • おしっこ売りの幼女

    「おしっこ、おしっこは要りませんか?」 夏は過ぎ、秋も半ばが過ぎどちらかと言えば、冬の季節になっている街角で幼女が 悲痛な声を上げています。 しかし、誰も彼女の声に耳を傾ける人はいません 「おじさんおしっこはいかがでしょうか?」 会社帰りでしょうか、襟をピンと立てて寒さに耐えて帰る初老の男の人は幼女の声が聞こえないかの ように通り過ぎます おしっこ売りの幼女の話を聞いていたら家に帰るのが遅れるからです それを知ってまた幼女は悲しそうな顔をします 「誰か、誰かおしっこを買ってくれないですか?」 幼女の声は吸い込まれていくように街の中に消えていきます 「寒いなあ、でも頑張らないと」 誰に言うわけでもなく、幼女は自分を励まします そうでもしないと気が滅入ってしまうからです しかし、この日は不景気と言うのが関係あるのでしょうか、朝から おしっこを売っていても、誰一人買ってくれる人はいません 幼女は

    おしっこ売りの幼女
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