司法試験の受験勉強は主に図書館か、予備校の自習室でやっていた。 図書館は相変わらず高校生がいっぱいいるので嫌だったのと、5年以上一か所のところで他人との会話も全くせず勉強していると気がおかしくなってしまいそうだったからである。 ただ、外界との接触がほとんどないため。このころの自分は頭の中が法律(というか司法試験ネタ)とエロしかなかった。 会話も司法試験ネタ、いわゆる論証ブロックがああだこうだというような、一般の人が聞いても何がなんやらまったくわからないような話しかできなかったため、他人と会話することもなくなっていた。 家に帰れば官能小説(主にSM秘小説を愛読していた)をむさぼり読み、オナニーに耽っていた。 性的嗜好は、周りには秘密にしていたので、そんなこと話題にできないため、他人と会話の糸口となるような話題のネタはどんどん減っていった。 ただ、予備校に行くと、現役合格者の写真があちこちに飾