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ブックマーク / tama111.blog5.fc2.com (3)

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    数年前の芥川賞候補にもなったとのことで、最初読み始めた時にはこの人に賞を取らせるべきだったのではないかと強く思ったが、後半、女との話が中心になると、いかに最低の男かがこれでもかというほど露悪的に描かれるので、こんな人に芥川賞をやってはいけないと思うようになった。もっとも芥川賞自体がもう相当に馬鹿げているので、この賞自体を廃止したほうがいいとは思うのだが(関係ないがノーベル賞も廃止したほうがいいと思う)。 最低の男とはいっても、描かれる男の幼児性や自己中心性は程度の差はあれどの男にもある程度は当てはまるので、それだけに読んでいてとても不愉快になる。たいへんに笑える小説なのだが(ほんとうに面白い)読み終わって「ああ面白かった」ではなくて、なんともいえない不愉快さが残るのは私が女だからだろうが、男性が読んでも身につまされて辛くなる人は多いと思う。一方で、ほんとうに最低だなあこれよりはマシだなあと

    kozokaeru
    kozokaeru 2014/07/26
    “これだけ最低さを露悪的に活写できるのは才能だよなあと思う。”
  • 猫股時評 業田良家

    講演会に行った。人を見てわかることってあると思うのだけど、業田良家は当に真面目な人で、作品にふたごころがないということはよくわかった。サラリーマンのようなスーツ姿だったが、それは「人前で話すのだから」とこっちに着いてからわざわざ着替えたんだそうだ。 質疑応答で今のお笑いについて聞かれて、こう答えていた。「今のお笑いにはとても批判的です。今のお笑いは、広い意味で人を不幸にすると思います。人をすぐバカにしたり、すぐ突っ込んだり。人を幸せにするんじゃなくて、どんどん不幸にしていくと思います」 行き当たりばったりにペラペラ話すのではなく、じっくり答えていたのが印象的だった。当に同感だ。「さっき言ったこととは矛盾するようですが、昔はドリフターズが大好きでした。クレイジーキャッツなんかも。ビートたけしやタモリあたりから嫌いになった。自分が大人になったからかもしれません」とも。

    kozokaeru
    kozokaeru 2014/07/26
    “ビートたけしやタモリあたりから嫌いになった。自分が大人になったからかもしれません”
  • 猫股時評 中村うさぎ「セックス放浪記」

    週刊朝日、中村うさぎ「セックス放浪記」の書評を読んでたまげた。中村うさぎは恋人だったウリセンの人と別れたあと(ゲイだとは知ってたけどウリセンだったとは知らんかった…)「自分のセックスに問題があるのでは」という疑問が起こり、「テクニックの向上をはかるべく、別のウリセンに指南を仰いでいるという」。 以下インタビューから。「四十九年生きてきて、男性に対して自分がいかにサービス不足だったかということを考えるようになりました。若いうちは男にもセックスにも不自由しないから、努力する必要がないでしょ? でも、女性は年齢に反比例する形で性的な商品価値が下がりますから、四十歳を過ぎたら女は床上手であるべきだろうと。それにしても、五十肩だから疲労で首が痛くて……」 以下書評からの引用。「うさぎ氏のセックス放浪とはすなわち、『自分が無価値な存在ではない』ということを確認する手段の旅なのである。多くの女たちは、そ

    kozokaeru
    kozokaeru 2014/07/26
    “最初から女としての商品価値など投げている私にはやっぱり、わかるようでわからない。最初からない人と、最初はあってオイシイ思いをしたけれど途中から減ってきた人との違いだろうか”
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