最近文庫になった「ユダヤ・キリスト・イスラム集中講座」。 本書の内容は、まずは三宗教の成立・発展についての概説があり、その後、各宗教のある程度代表的な立場にある人へのインタビューが続く。 このインタビュー、これは読む価値がある。 特に最初のキリスト教のパット・ロバートソン。 この人はアメリカでは「テレビ伝道師」という立場らしいが、これを読むと本気で恐ろしい気持ちになる。こんな偏った考え方の人が、宗教の代表的立場にいて、大勢の人に影響を与え続けているというのは、かなり怖い。著者もインタビューの後で「日本人が何の注釈もなしに読めば、カルト宗教と思うのでは」といった感想を述べているけれど、まさにそんな感じ。 偏った思想を持ち、大衆に影響力の強い宗教的リーダーというのは、イスラムにもユダヤにもいるけれども、なんというか、大勢のアメリカ人がこういう説を信じているとなると、かなりマズイのじゃないかと思
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