NTT西日本が中小企業向けに、コンピューターシステムへの高度なサイバー攻撃を24時間体制で遠隔監視し、被害発生時には駆けつけて原因を突き止めるサービスを開発していることが27日分かった。世界中で大規模なサイバー攻撃が多発し、日本企業も巻き込まれていることから、対策が急務と判断。今秋にもサービス提供を開始し、西日本の中小企業を支援する。 サイバー攻撃の遠隔監視や原因究明サービスは、すでに大企業向けには数多く展開されているが、料金が毎月数十万円以上かかることなどから、中小企業は利用が難しかった。NTT西は月10万円以下での提供を目指し、資金力の乏しい企業でも手が届くようにする。同社はこれまでもセキュリティー対策ソフトの販売などを手掛けてきたが、24時間体制の遠隔監視サービスは初めて。