※ネタバレあるかも。でも、もう公開から日が経ってるからいい。いや、そういう問題ではないか。などといってる間に、もう猶予はおしまいだ。 俺はもう一度『インセプション』を観るだろう。そして俺がもう一度『インセプション』を観るとき意識するのは、「妻がコブにインセプションしたのではないか?」ということだ。無理筋は承知。しかし、俺はこの作品にそのくらいの回転の可能性を抱きたい。抱きたくなる映画だ。 観る前は、ウィリアム・ギブスンを想像していた。観終えた感想は、フィリップ・K・ディックだった。サイバーパンク過ぎるわけではない。SFのギミック、小道具は最小限に抑えられている。眠りに没入する機械など、テルモの低周波治療器にしか見えない。決してオノ・センダイではない。そう、『インセプション』世界には、電脳のグリッドもなければ、ニューロンのトンネルもない。出てくるのは、いつはじまったかわからない、現実と見まご
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