タグ

2018年11月21日のブックマーク (1件)

  • さくらももこ『コジコジ』 - 青春ゾンビ

    誰がなんと言おうと、『コジコジ』はラブコメなのである。いや、もちろん『コジコジ』のジャンルは一つに断定できるものではない。たとえば、「コジコジは哲学である」という論調はいまだに根強い支持を得ている。 コジコジだよ コジコジは生まれた時からずーっと 将来もコジコジはコジコジだよ 第1話に登場したこのフレーズが、流れを決定づけた。確かに『コジコジ』というのは、"実存"をめぐる物語なのだ。登場人物の誰もがそのアイデンティティが揺らいでいる。飛べない鳥泳げない魚の半魚鳥である次郎君、記憶喪失のブルガリア人のジョニー、天使なのに不細工な自分に悩む吾作、天使なのに神様の事を知らないルル、正月という行事への自信が揺らぐ正月君、「オレってなんで頭に花なんて咲いてるんだろう」と疑問を持つ頭花君、メルヘンの国になぜか存在する悪者のブヒブヒ、三日月の夜だけ容姿と性格が変貌してしまうスージー、自分達が漫画のキャラ

    さくらももこ『コジコジ』 - 青春ゾンビ