セキュリティ企業AVG Technologiesは4月14日(現地時間)、Sun Java Deployment Toolkitの脆弱性を突いた攻撃が発生したもようだとブログで伝えた。 同社最高調査責任者のロジャー・トンプソン氏によると、脆弱性を発見した研究者がOracle側に問題を知らせたが、臨時パッチで対処する予定はないとの返答を受け、コンセプト実証(PoC)コードの公開に踏み切った。その5日後に、ロシアの攻撃サーバにこのコードが仕掛けられているのを発見したという。 攻撃には楽曲の歌詞を掲載しているサイトが利用され、リアーナやアッシャーといった人気歌手の歌詞を使ってユーザーをおびき寄せる手口が使われている。トンプソン氏は、「同様の攻撃が続発するのは必至だ」と臨時パッチの必要性を訴えている。 今回悪用されているのは、2008年4月にリリースされたJava 6 update 10の「Jav