【カイロ=大内清】フランス通信(AFP)は14日、サウジアラビア当局者の話として、同国が、反王制を掲げるデモ隊と治安部隊の衝突による混乱が続く隣国バーレーンに軍部隊千人以上を派遣したと報じた。サウジはバーレーンの混乱が自国に波及することを恐れており、事実上の軍事介入によってデモのさらなる拡大を阻止する狙いがあるとみられる。 AFPによると、派遣された部隊は両国が加盟する湾岸協力会議(GCC)の規定によりバーレーン当局の指揮下に入る。ただ、サウジはバーレーンにとり“兄貴分”ともいえる存在だけに、今後はサウジ側がデモ隊への対応の主導権を握る可能性もある。 こうした動きについて、バーレーンの野党勢力は「外国によるあらゆる軍事干渉はバーレーンの占領につながる」として反発を強めている。
リビアからの石油の供給が怪しくなっているので、サウジアラビアが増産し、世界の原油の需給バランスを取るだろうという議論があります。 これは昔は正しかったです。 でも今となっては、それもどうだかわかりません。 僕がそう考える理由を述べます。 まずサウジアラビアがスウィング・プロデューサーとなって世界の原油市況を安定させて欲しいというのは長年に渡ってのアメリカの強い希望でした。 なおスウィング・プロデューサーというのは原油が余っているときは生産を絞り込み、逆に市況がタイトになっているときは増産して相場を冷やす役目を果たす生産者のことを指します。 僕が今回、サウジは必ずしもアメリカの希望通り動くとは限らないと考える第一の理由はエジプト革命でムバラクが失脚した際に、アブドラ国王とアメリカ政府の間に大きな意見の対立があり、「梯子を外した」アメリカに対してアブドラ国王が激怒したという経緯があるからです。
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