県は6日、白河市に整備している国道294号「白河バイパス」(延長4.12キロ)が来年2月4日に全線開通する見通しとなったと発表した。 県は4.12キロのうち、南湖公園近くの南湖トンネル(延長474メートル)を含む1.56キロと、トンネルから北に進んだ先の0.58キロの計2.14キロで工事を進めている。残り1.98キロは既に整備が完了している。県はバイパスの全線開通により、国道289号から東北道白河中央スマートインターチェンジへのつながりや、白河厚生総合病院を利用する白河市南部や東白川郡の住民の利便性が向上するとみている。 バイパス整備区間の国道294号は、奥州街道筋を通るためクランク状の曲がり角が多く、歩道の幅も狭いなど課題があった。バイパス開通により安全確保や慢性的な渋滞の解消が期待される。県は1995(平成7)年度に同バイパスを事業化していた。 当日は午前10時から開通式を行う。一般が