「困難を分かち合いたい」陛下ご意向で御所も節電 宮内庁は14日、東日本大震災による東京電力の計画停電に合わせ、天皇、皇后両陛下がお住まいの皇居・御所でも電力の使用を一定時間、停止すると発表した。皇居のある千代田区は停電の対象外だが「困難を分かち合いたい」との両陛下の気持ちに沿った。 計画停電が続く間、電力消費量が大きい宮殿は、国事行為で使う場合を除いて閉鎖する。両陛下は現地での救助活動などに支障が出なくなった段階で、被災地入りしたいとの意向を示す一方、警備などの負担を避けるため、当面の間外出は控える。 4月28日に予定していた春の園遊会は中止する。災害による園遊会の中止は、阪神大震災があった1995年以来。