平成23年の日本人の平均睡眠時間は全年齢で7時間42分。 男性では7時間49分、女性では7時間36分と、男性のほうが女性よりも平均睡眠時間が13分長い。 年齢別の睡眠時間を見ると、男女ともに45歳~49歳が最も短くなっています。 働き盛りの年代で、社会的な地位も管理以上の割合が増える世代で、特に睡眠時間が短くなる傾向があるようです。 一方で、40代後半をピークに睡眠時間は増加し、加齢とともに増えて85歳以上では9時間40分に達しますが、高齢になるにつれて、睡眠が浅くなり、中途覚醒も増えるため、年齢とともに睡眠の質は低下してしまいます。 睡眠時間が長いからと言って、油断は禁物で、高齢者になるにつれて、睡眠障害が多くなる傾向があります。 また、昼寝の時間が増える点も高齢者の睡眠時間が長くなる要因の一つとして考えられます。 注意しなくてはならないのは、この表の平均睡眠時間は、各年齢ごとの必要睡眠