円が1%余り上昇、河野大臣の利上げ要求で全面高-156円台前半 酒井大輔、船曳三郎、テソ由美、Alice Atkins 17日の外国為替市場の円相場は対ドルで1%余り上昇。円安是正のため日本銀行の利上げを要求した河野太郎デジタル相のインタビュー記事をきっかけに、海外投資家を中心に円売りポジションを巻き戻す動きが強まり、円が全面高となっている。 円は一時前日比1.4%高の1ドル=156円10銭と、6月12日以来の高値を付けた。政府・日銀が円買い介入を実施したとの観測が浮上した11日以降、約38年ぶりの安値圏である161円台後半から156円台後半まで5円近く、急速な円高が進んでいる。 MUFGのシニア為替ストラテジスト、リー・ハードマン氏は、この日の円上昇は「円ショートの解消が主導している」と説明。バンコ・ビルバオ・ビスカヤ・アルヘンタリアのG10為替戦略責任者、ロベルト・コボ・ガルシア氏は「