7月22日は「土用の丑」ですが、高騰するウナギの価格を受け、「ここ1~2年、蒲焼きなんて食べていないよ」という人も多いのではないでしょうか。水産庁が発表したシラスウナギ(養殖用の稚魚)の平均取引価格は、1キロあたり248万円と2年前の約3倍。10年前の2003年と比較すると、じつに15倍以上の価格になっています。平均取引価格をまとめたグラフの急激な上昇度を見ると、数年後にはウナギが庶民の口に入らなくなるのでは…という気すらしてきます。このままウナギは高嶺の花となってしまうのでしょうか? スーパーや飲食店でウナギの価格を見ると、もはや気軽に食べられる食品ではないことを実感します。吉野家の「うな丼」並盛りは昨年100円の値上げをしたばかりですが、今年はさらに30円値上げして680円です。現在280円の「牛丼」並盛りを2杯食べてもおつりがくる金額です。 なぜウナギの価格は下がらないのでしょうか。