財団法人・日本青少年研究所が発表した「高校生の生活と意識に関する調査」によると、「結婚前は純潔を守るべきである」との設問に、「全くそう思う」の純潔肯定派は日本の高校男子で11.4%、同女子ではわずか6.3%と、日米中韓の4カ国中で群を抜いて低いことが分かった。 逆に「全くそう思わない」の純潔否定派は、日本は男子20.7%、女子22.2%と最も高い数値となった。 高校生の4人に1人、大学生の半数以上は性体験があると言われる日本では、予想通りの結果といえよう。 しかし、改めて諸外国と比較してみると、日本の若者たちの性に対する規範のなさは深刻だ。性解放の先進国と言われる米国だが、高校生の性意識は日本よりはるかに健全さを保っている。 興味深いのは、純潔肯定派は米中韓のいずれの国でも男子より女子に多いのに対して、日本では男女の数値が逆転していること。援助交際と称した女子高生の売春が横行する、日本社会