三重県は5月28日、同県いなべ市で捕獲した野生のクマを、隣接する滋賀県内に放したことを認めて、滋賀県に謝罪した。滋賀県内では女性がクマに襲われて重傷を負っており、三重県が放ったクマの可能性が浮上している。47NEWSなどが報じた。 三重県が放ったのは、体長およそ1.4メートルのオスのツキノワグマ。産経WESTによると、三重県県いなべ市で17日に捕獲した際に「麻酔で眠らせた上で、滋賀県境の山中に放した」と発表。しかし、実際には三重県の放獣担当者は県境を越え、滋賀県多賀町でクマを放したが、滋賀県に連絡していなかった。