旧広島市民球場の解体工事の中止を訴える市民約６０人が２７日、広島市中区の繁華街でデモ行進し、球場の活用策を改めて検討するようアピールした。市は平成２３年度当初予算案に第２期解体工事費などを計上しているが、３月告示される市長選では解体中止を掲げる立候補予定者もおり、デモ参加者らは「球場の未来は新しい市長に委ねよう」と気勢を上げた。　球場は昨年１１月から正面部分と１塁側内野席の解体が進行中。市は跡地に緑地広場を建設する計画で、新年度予算案には３塁側と外野席の解体費２億７千万円と、緑地広場の整備費３億円を盛り込んだ。　これに対し、解体に反対する別の市民グループが予算案の否決を市議会各派に申し入れるなどの動きもあり、３月８日の市議会特別委員会での採決が注目されている。　デモ行進には地元の商店主や親子連れらが集まり、球場前から出発。３０分余りかけて本通商店街を歩き、買い物客らに向け「市民合意のない解

新外国人ムジリ＆トミッチ名物パフォーマンス“予習”…広島 新入団会見で笑顔を見せる広島のムジリ（左）とトミッチ 広島の新外国人、元グルジア代表ＭＦダビド・ムジリ（３３）とＭＦアンテ・トミッチ（２７）＝クロアチア＝が２６日、入団会見を行い、集団パフォーマンスを“予習”していたことを明かした。 １１人で行う広島のゴールパフォーマンスは世界的に有名だった。ムジリはその存在を知った経緯をこう明かす。「広島の試合を見ようと、Ｙｏｕ　Ｔｕｂｅを見ていたら、パフォーマンスの映像がいっぱい出てきたんだよ」。探していた試合内容は見られなかったが、名物パフォーマンスは何度も見て研究したとか。 「素晴らしいことだと思う。ぜひ、一緒にやらせてもらいたい」と背番号１０を背負うムジリは全面協力を約束した。

３月５日のＪリーグ開幕を控え、サンフレッチェ広島は２６日、広島市南区のＪＲ広島駅南口地下広場で、トークショーやサイン会などの応援イベントを開催。詰めかけた約２０００人のサポーターを前に、選手たちは「今季こそタイトルを取る」と必勝を誓い、スタジアムで熱い声援を送ってくれるよう呼びかけた 昨季のリーグ戦は７位だったが、ナビスコ杯では準優勝と頂点まであと一歩に迫った。それだけに、ファンの期待も大きく、今季から新たに選手会長を務める青山敏弘選手が「Ｊリーグの主役になります」と宣言すると、会場からは歓声が上がった。 開幕戦は、広島ビッグアーチ（広島市安佐南区）で午後２時から、ベガルタ仙台と対戦。佐藤寿人選手は「初戦で勝って、いいスタートを切りたい。今、タイトルを取らずして、いつ取るんだという思いで今季に臨む」と意気込んだ。 イベントに先立ち、中区内のホテルで、新加入のＭＦダビド・ムジリ（３３）（グル

広島、カギは新顔３バック＝大宮、３トップも選択肢−Ｊリーグ戦力分析 広島、カギは新顔３バック＝大宮、３トップも選択肢−Ｊリーグ戦力分析 【広島】ドイツに槙野（ケルン）が移籍し、ストヤノフは退団。新たな顔触れの守備陣が、カギを握る。京都から加入した元日本代表の水本は、１対１の強さを持つ。３バックの中央はクロアチアの新外国人トミッチか。ともに最終ラインから攻撃を組み立てる広島独自の戦術に慣れなくてはならない。滑らかな連係が重要になる。 　３−６−１の布陣は変わらない。１トップ佐藤の控えで、先のアジア・カップ優勝に貢献した李の起用法はポイント。２列目で先発させるか、ベンチスタートで勝負どころで投入するか。就任６年目、ペトロビッチ監督の思い切った采配が勝敗を左右しそうだ。 　【大宮】毎年残留争いで冷や汗をかいており、昨季は１２位。鈴木監督は「攻守に連動性を持たせ、安定した戦い方を」と言う。下位脱出