KDDIは仮想現実感(VR)端末を活用し、カラオケ店で歌手のライブを体感できる新サービスを、2017年2月をめどに商用化する。歌手10組以上の映像を用意し、全国の約100店舗に導入する。ライブ会場と通信し、リアルタイムの映像を配信するサービスも提供する予定。カラオケ店で気軽に、臨場感があるライブ映像を楽しめるようにする。 KDDI総合研究所の技術を活用し、利用者が自由に位置を移動したり、見る方向を変えたりしながら視聴できるコンテンツを制作する。商用化に向けてカラオケ運営会社やプロダクションなどの提携先を増やす。 新サービスはシダックスやポニーキャニオン(東京都港区)と共同で実証した。10月から東京・新宿のカラオケ店でアイドルグループのライブや握手会の映像を提供し、好評だったため商用化を決めた。 利用料は未定。実証運用はカラオケ店の利用料に加えて1時間600円で提供した。商用化時はコンテンツ