オリンパスと東京大学は10月28日、「インスパイア型ユビキタスシステム」と呼ぶ概念の研究を共同で進めていると発表した。研究成果の第一弾として、複数のウェアラブルセンサーやGPSで捉えた位置情報にもとづき、TPOに合わせた情報をウェアラブルディスプレイに表示する試作システムを開発した。 インスパイア型ユビキタスシステムとは、オリンパスと東京大学によると、「個人のライフスタイルやTPO、さらにそれらから推定される心の状態に応じ、本人が意識していない有益な『気付き情報』をタイムリーに提供する」システムのこと。オリンパスは、東京大学大学院新領域創成科学研究科環境学専攻の保坂寛氏と協力し、研究を進める。 試作したシステムは、東大が開発した腕運動計測装置および足圧計測シューズと、オリンパスが開発した発話/咀嚼センサー、屋内外センサーを組み合わせ、GPSからのデータも利用して位置や運動状態などの情報を検
米国で好評なトランシーバ型(半二重通信)通話サービス「プッシュ・トゥ・トーク」が、au、NTTドコモでも導入される。これは、ついに携帯電話でも、かけ放題、おしゃべりし放題のサービスが近く可能になるであろうことを示している。それは移動体通信サービスの成熟の結果であり、一種必然であろう。 携帯電話に「フラットワールド」がやってくる 「フラットワールド」というのは、コンテンポラリーアートのジャンルでも、新進のミュージシャンでもない。英語では料金定額制のことをフラットレートといい、それをもとにISPが使い放題を発表した頃に「インターネットもフラットワールド化!」というコピーが出たことがあった。 日本でも、ブロードバンドが普及し始めた際に多くの人が「通信で従量制ではないサービスがあるなんて!」と新鮮な驚きを伴って迎えたのは、まだ記憶として新しい。ただし、欧米では市内通話の定額制は珍しいものではなかっ
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