心肺蘇生法(しんぱいそせいほう、CardioPulmonary Resuscitation, CPR)は、呼吸が止まり、心臓も動いていない(心肺停止)と見られる人の救命へのチャンスを維持するために行う循環の補助方法である。 CPRにおいては心臓マッサージ[注釈 1]を主に行い、余裕があれば気道確保し、呼吸の補助方法である人工呼吸も行う(総務省消防庁資料、『救急蘇生法の指針2015(市民用)』には、「救助者が人工呼吸の訓練を受けており、それを行う技術と意思がある場合」は人工呼吸を行う事とされている。)[1][2] 成人に対する心肺蘇生法(以下CPRと略)に関しては、特殊な器具や医薬品を用いずに行う一次救命処置(Basic Life Support, BLS)と、BLSのみでは心拍が再開しない場合に、救急車内や病院などで救急救命士や医師が気管挿管や高濃度酸素、薬剤投与も用いて行う二次救命処置(