京都大薬学研究科の久米利明准教授(薬理学)らは6日、がんや老化、メタボリック症候群の原因とされる活性酸素の働きを抑えるDDCという有機物質を、青ジソから発見したと発表した。健康食品への応用が期待できるという。米科学誌に15日掲載される。 酸素の一部は活性酸素となって細胞を傷つけ、老化を促進する。通常は体内のビタミンやポリフェノールが活性酸素を中和するが、喫煙や大気汚染、ストレスなどでバランスが崩れると、生活習慣病などを引き起こすとされる。 研究グループは桃やリンゴなど12種類の果物や野菜の成分を抽出し、培養したラットの細胞に加え、酸化を抑える酵素の働きを調べた。その結果、青ジソから抽出したDDCを加えると、酵素の活性化を示す指標が約70倍になった。他の野菜類は数倍程度だった。さらに、化学合成したDDCにも同様の働きがあることを確認した。 久米准教授は「青ジソ1枚に含まれるDDCはわずか。青
◇ちばみなと研究所 鉄道好きの知人から「一度も途中下車しなければ、130円で千葉県の房総半島一周の汽車旅を楽しめる」と聞かされた。東京近郊など大都市圏にあるJR線の多くの区間で、一筆書きのように、同じ駅を通らない限り、始発から終電まで、どんなに遠回りしても運賃は最短距離で計算するという特例があるためだ。当研究所も夏休み。お堅い研究はひと休みして、車窓から千葉のさまざまな姿を眺めるのも良いかもしれない。とりあえず、県内有数のターミナル駅・JR千葉駅を目指し、出発した。【西浦久雄】 ◇大都市近郊限定の特例 千葉駅に着いた研究員は、さっそく、西隣の西千葉にしか行けない最も安い「130円区間」の切符を買う。わずか1.4キロ、所要時間2分だが、今回はその約275倍の385.1キロを乗り継ぎ、西千葉までの“旅”をすることになる。新幹線なら東京から名古屋までの366キロを上回る距離だ。
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