Windows 11を乗せた、Intel Core i5(2.4GHz)クアッドコア搭載のPCと、今から20年以上も前に製造された600MHzプロセッサ搭載のPCを比較したところ、ある点で後者の方が動作が高速であることが分かった。それはなぜ? Intelの創業者の一人であるゴードン・ムーア氏が提唱した「ムーアの法則」の通り、PCの性能は、誕生以来、向上を続けている。 だが、今のPCは本当に速いのか。そんな疑問を抱いたあるエンジニアは、それを確かめるためにある実験をした。使われたのは「Windows 11」搭載のPCと、今から約28年前に提供された「Windows NT 3.51」を乗せたPCだ。両者のPCで幾つかのアプリを起動したところ、Windows NT 3.51機の方が動作が速いという。なぜ、そのような結果になったのか? ソフトウェアエンジニアのフリオ・メリノ氏は「PCは高性能化して