千葉県柏市で5月、長男で2歳10カ月の小坂蒼(そう)志(し)ちゃんを餓死させたとして、両親が保護責任者遺棄致死容疑で逮捕された事件で、保護された小学生の長女(6)が事件発覚当時、「蒼志ちゃんはごみを食べちゃう」と話していたことが10日、捜査関係者への取材で分かった。 捜査関係者によると、蒼志ちゃんの腸内からは、ネコ用のトイレやおむつに使われる吸水性の繊維が見つかったことも判明。 県警は父親の小坂雄造容疑者(39)と妻の里美容疑者(27)が、蒼志ちゃんが空腹のため周囲に落ちていた異物を口にしていたにもかかわらず放置していたとみて、引き続き詳しい経緯を調べている。 これまでの調べで、蒼志ちゃんは死亡時、紙やプラスチック片で腸がふさがれた状態だったことが分かっており、県警は両容疑者が十分な食事を与えていなかったとみている。一方、容疑を否認している小坂容疑者は任意段階の聴取で「食べ物を与えても受け