ナショナルジオグラフィックの3月号で、ボノボが特集されていました。 非常に興味深い内容なので紹介します。 コンゴ川の左岸だけに生息しセックスと平和を愛する」といわれる類人猿ボノボ。近年の研究で、その意外な素顔が見えてきました。 人間に最も近いといわれる類人猿、ボノボは「セックスと平和を愛する」ユニークな生態で有名です。他集団との争いや子殺しも辞さない好戦的なチンパンジーと近縁でありながら、なぜボノボはこんな風になったでしょうか? コンゴ川の左岸にボノボ、右岸にチンパンジーとゴリラが暮らす現在の分布が、進化の謎を解く鍵とみる説も出ています。 ボノボとチンパンジーの大きな違いは行動にあります。なかでも目に付くのは性に関連した行動です。飼育下でも野生でも、ボノボは驚くほど多様な性行動を行います。 「チンパンジーの性行為はあまり代わり映えしないが、ボノボは古代インドの性愛の指南書『カーマ・スートラ
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