アンビグラム(ambigram, またはinversion, flipscript)は、語を与えられた形式だけでなく、異なる方向からも読み取れるようにしたグラフィカルな文字のこと。テキストはいくつかの語からなる場合もあり、異なる方向で綴られたテキストは同一のものであることが多いが、違うテキストになることもある。ダグラス・ホフスタッターはアンビグラムを「2つの異なる読み方を同一のひとそろいの曲線に何とかして押し込める筆記体デザイン」と述べている。 わかりやすく言うと、文字を180度回転させたり、鏡に写したりしてできるデザインのことで、多くはシンメトリカルで、同じ語に読める。 アンビグラムの名手ジョン・ラングドンによると、アンビグラムはラングドンとスコット・キムが1970年代に別々に進化、発展させたという[1]。キムは1981年に最初のアンビグラム集を出した時、『Inversions(反転)』