【プロローグ】 大地を裂くガガーブの先にも、雄々しく連なる大蛇の背骨の向こう側にも世界がないと信じられていた時代。白き魔女と呼ばれる少女が、巡礼の旅をしていた。彼女は予知能力を持ち、それは時に尊敬と迫害の両方を生んだ。それでも彼女は旅を続け、各地に予言という名の警告を残し続けた。 そして、彼女が姿を消して20年。フォルティア国のラグピック村に住む少年ジュリオと少女クリスは、かつて白き魔女がしたように、世界をめぐる旅に出ようとしていた。 【[01]旅立ちを前に】 巡礼の旅を明日に控えたジュリオ。ところが、ジュリオ家は寂しさとは無縁のようで、祝われる側である息子が、豪勢な晩御飯の材料を狩るはめになっていた。そこで西の平原に向かうと、大イノシシに追い詰められたクリスの姿が。ジュリオはクリスを救出する。 【[02]偽の吟遊詩人】 旅立ちの日に村を訪れた吟遊詩人は、盗賊の変装した姿だった。彼女らは村
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