タグ

ブックマーク / www.anlyznews.com (1)

  • ピンカーは近代哲学ではなくポストモダニストを含む現代のブランク・スレート信奉者を非難している

    ポモ好きの思想史研究者・仲正昌樹氏が、『ピンカーが(「人間の性を考える」で)哲学における「ブランクスレート」説として念頭に置いているのは、“ポストモダン”ではなく、イギリス経験論に代表される近代哲学全般』と主張していたので検証してみたのだが*2、イギリス経験論自体は肯定もしていないが、批判もほとんどしていない。ピンカーが熱心に批判しているのは、彼らの説を極度に単純化した後の世代の心理学者・社会学者・思想家、特に20世紀以降に新たな科学的知見を政治的に拒絶した人々であって、近代哲学全般を批判していると言うのは勘違いに思える。また、デリダなどポストモダニストへの言及もそれなりの分量、ある。 1. 経験論を極化した人々を批判している イギリス経験論の中では、ジョン・ロックとジョン・スチュワート・ミルをブランク・スレート説の源流として紹介はしているが、ロックの場合は王侯貴族や教会などの権利を保障

    ピンカーは近代哲学ではなくポストモダニストを含む現代のブランク・スレート信奉者を非難している
  • 1