野村克也氏が2月11日、虚血性心不全により84歳で亡くなった。野村氏は1935年京都府生まれ。54年に南海ホークスに入団、65年には戦後初の三冠王を獲得した。70年には選手兼監督に就任、その後ロッテオリオンズ、西武ライオンズでのプレーを経て現役引退。引退後はヤクルトスワローズ、阪神タイガース、東北楽天ゴールデンイーグルスの監督を歴任した。 “サッチー”の愛称で親しまれた妻・沙知代さんは、2017年12月8日に野村氏と同じ病で死去。何の前触れもなく倒れ、そのまま逝ってしまった突然の別れについて、野村氏が語った当時の記事を追悼ともに再掲載する。なお、記事中の年齢、日付、肩書などは掲載時のまま。闘病と、突然死と、どっちがいいかな ずっと闘病していて亡くなるのと、突然死と、どっちがいいだろうと思うんだ。心の準備って、全くできてなかったから。こんなあっけない、簡単な最期ってあるのかな。闘病生活に付き