NTTは去る5月13日に開催した2007年度決算説明会の席上で、2008年度から2012年度までの5年間の新たな事業戦略を「サービス創造グループを目指して」のタイトルで公表した。 NTTは、2004年11月に中期経営戦略を策定し、最終年度の2010年に光ユーザーを3,000万件(当時の加入電話数の約半数)とする目標に取り組んできた。しかし、昨年(2007年)11月に、この目標を実際の需要に即して見直し、2,000万件に下方修正した。それでも、現時点での光サービスの利用者数は900万に達し、同社のブロードバンド・サービスの中心に位置づけられるようになった。一方、今年3月に次世代通信網(NGN)の商用化が開始され、2010年までに現在のBフレッツ(既存の光ブロードバンド・サービス)のサービスエリアまで拡大する計画である。 このように、2004年に策定した中期経営戦略の2つの大きな柱に、一定の