タグ

ブックマーク / jun-jun1965.hatenablog.com (5)

  • 童貞なのはお前だけじゃない - jun-jun1965の日記

    http://freekoi.blog34.fc2.com/blog-entry-74.html 私が『もてない男』を出したとき、『週刊文春』で井上章一さんが「今どき30歳で童貞なんて、トキみたいなもの」と発言、私は井上さんに「抗議」し、「四ケタはいると思う」と反論したが、統計に詳しい人の調査をみてみると、だいたい30−35歳での童貞率は10%くらいのようだ。となると、現代日の30−35歳男性の人数は470万くらいなので、47万人くらい、この年齢層では童貞だということになる。さらに上の年齢層にもいるわけだから、総計100万人はいると見ていいだろう。7ケタである。なにがトキだ。 身体障害者は30-50歳で30万人くらいいるが、うち男を半数、童貞を半数としても7万5千人。 昭和30年における30-34歳での未婚男性は25万人くらいで、売春防止法施行以前であることを勘案すると童貞は10万人くら

    童貞なのはお前だけじゃない - jun-jun1965の日記
  • 加藤典洋よ、お前は既に死んでいる - jun-jun1965の日記

    前に『文学界』に連載していた「文壇から遠く離れて」は、『反=文藝評論』(新曜社、二○○三)に収められているのだが、その中の「虚構は『事実』に勝てるか」という章の最後で、私は「想像力」という語の安易な用い方を反省すべきではないかと書いておいた。この語はサルトルが用いたのを、日では大江健三郎が盛んに使って広まった。「他者」という語もサルトル由来で、こちらは江藤淳によって広められた。この二つを合わせて「他者への想像力の欠如」といえば、今では手垢にまみれた言葉である。それを、加藤典洋が『朝日新聞』の文芸時評(七月二十五日夕刊)で使っていたから、今さらながら加藤の鈍感さに驚いたのだが、想像力なるものは、人に冤罪を着せるためにも使われるし、あらぬ噂をたてる場合にも使われる。重要なのは事実ではないか、と私は書いた。 さて加藤は、私の「悲望」をとりあげて、「相手の女性が感じただろう恐怖と不安への想像力が

    加藤典洋よ、お前は既に死んでいる - jun-jun1965の日記
  • 福田和也氏への感謝 - jun-jun1965の日記

    昨日発売の「週刊新潮」で、福田和也氏が私の『谷崎潤一郎伝』をとりあげ、見開き二ページで絶賛してくれている。小谷野は「文壇では毀誉褒貶がありますが--私の云うことではないですね--アカデミズムに基盤をおく著者としては、抜きんでた力をもっていることは、衆目の一致するところでしょう」とあった。 私は福田氏についてはずいぶん厳しいことも言ってきただけに、いいものはいいと認めるその姿勢に率直に感謝したい。文章にもcondescendingなところがない。 谷崎先生は、その晩年の随筆「雪後庵夜話」で、「細雪」の第一回を読んで実にそっけない批判を加えた広津和郎と、数日後に志賀直哉邸で顔をあわせてしまい、志賀と広津が困惑するのを前に「何気ない口調で「広津さん・・・・」と気軽に呼びかけた」と書いている。このことはにも書いたが、続けて先生は、批判には他日創作をもって答える、としている。 『源氏物語』の現代語

    福田和也氏への感謝 - jun-jun1965の日記
    kuenishi
    kuenishi 2006/07/13
    >>>優勝決定戦で北勝海が千代の富士に対して本気を出すわけにはいかない。
  • 「三丁目の夕日」のダメさ - jun-jun1965の日記

    昨日、評判の映画「ALWAYS 三丁目の夕日」をビデオで観て、あまりのひどさに怒りさえ覚えた。単に昭和33年の東京の町並みを再現しただけで、シナリオはチープで傷だらけだし、あの時代特有の臭いや貧しさというものがまるで伝わってこない。だいたい小日向文世が「お前はこれから一流品に囲まれて暮らすんだ」と言って万年筆を返させる箇所など、素人がシナリオを書いているとしか思えぬ。社長をするほどの人間がそんな低レベルに人の気持ちを無にするようなまねをするわけがない。全編これ、出来の悪いマンガなみの筋立てである。 私は学生時代、西岸良平の『夕焼けの詩』が好きで、かれこれ十数冊は読んでいた。『三丁目の夕日』は読んでいないが、あれはだいたいあの顔がいいのだし、「原作」と銘打っていてもまるで別物だろう。西岸には『赤い雲』のような優れたホラーもあった。何より、あの横長顔にもかかわらず、女性が時おりとてもセクシーに

    「三丁目の夕日」のダメさ - jun-jun1965の日記
    kuenishi
    kuenishi 2006/07/05
    「女中っ子」とか「喜びも悲しみも幾年月」とか「裸の太陽」とか、当時の映画を観よ。黒澤の「どん底」や「どですかでん」を観よ。
  • ■ - jun-jun1965の日記

    日、第二回公判。次回、結審である。 当方の準備書面は以下のとおり。 平成18年(ワ)第674号 損害賠償請求事件 原告 小谷野 敦 被告 国 第1準備書面 平成18年4月19日 東京地方裁判所民事第6部B係 御中 原告 小谷野 敦 1、訴状の訂正 被告準備書面が指摘した訂正のうち二箇所は訴状訂正申立書によって訂正した。ただし、「附帯意見」は「事実及び理由」の一部をさす通称であり訂正の必要を認めない。 2、「不知」について 被告準備書面が「不知」としたもののうち、杉村太蔵衆議院議員(以下、「杉村議員」とする。)の発言についての報道は、新聞記事の写しを提出し(甲2号)、第1の1の2の(2)については、小谷野敦他『禁煙ファシズムと戦う』(ベストセラーズ、平成17年)に付載された小谷野訳によるジェイムズ・エンストローム論文の写しを提出する(甲3号)。 3、被告側準備書面(1)への反論 杉村議員に

    ■ - jun-jun1965の日記
  • 1