米メリーランド州で開かれた農業フェアの会場を歩く女性ら。(2009年8月19日撮影、資料写真)。(c)AFP/Tim SLOAN 【6月16日 AFP】肥満の母親から生まれる子どもは、心臓や生殖器の先天性形成不全などの深刻な出生異常を引き起こす可能性が高くなるとの研究結果が15日、発表された。 母親の肥満度が高いほど、このリスクが上昇することが、今回の研究で明らかになった。 研究チームは、英医学誌ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル(BMJ)に発表した論文に「健康的なライフスタイルを実践して妊娠前に標準体重になるよう出産年齢の女性に推奨する取り組みを実施すべきだ」と記している。 2016年に発表された研究では、重度の肥満に分類される18歳以上の女性の人数は2000年には約5000万人だったがわずか10年で2倍の約1億人に増加し、この傾向が続けば2025年までに女性の5人に1人が肥満、10